月の回覧板 2015-5
「月の回覧板」では、短歌に関するイベントや歌集批評会、インターネット上で読むことができる記事を毎月紹介しています。久真八志さんの「テキストマイニングによる『詩を評する言葉』の傾向分析」や、(更新を確認し忘れていた…)各種時評をまとめて掲載しました。
(月)
イベントや批評会情報の掲載には十分の注意を払っておりますが、内容が変更となることがあります。必ず公式情報をご確認ください。
( 掲載順不同・敬称略 )
ニュース・短歌時評・読み物
更新が確認できなかったウェブサイトは省いています。
- テキストマイニングによる「詩を評する言葉」の傾向分析:久真八志
- 書誌出版 双風舎
- 東京新聞 TOKYO Web:一首のものがたり
- 現代短歌ロード:現代歌人シリーズ:書肆侃侃房 … 現代歌人シリーズ参加者発表
- 壜:高木佳子
- 「詩客」短歌時評
- 短歌評:カニエ・ナハ:心臓の花とか、眼差の発火とか
- 短歌時評 第114回:齋藤芳生:その土地を知るということ―「梶原さい子歌集『リアス/椿』を読む会」から
- 未来短歌会
- 2015年5月号:時評:中島裕介:TPPと文学のはなし
- 歌林の会
- 竹柏会「心の花」
- 2015年4月号:時評:大口玲子「なかったごとき戦争」、本田一弘:「<都市詠>について考える」 … それぞれPDFファイルでの公開
- 水甕社「水甕」
- 2015年5月号:歌壇時評:加藤直美:相聞歌、草食系と肉食系
- 2015年5月号:自由評論:植松法子:秘められたふるさとーー同郷者として読む明石海人ー
- 2015年4月号:歌壇時評:加藤直美:インターネットと短歌
- 2015年4月号:自由評論:清水正人:「草の快楽」小論
- 2015年4月号:自由評論:鈴木智也:人工知能は二物衝撃短歌を終わらせる
- 橄欖追放 東郷雄二のウェブサイト
- 第162回:中畑智江『同じ白さで雪は降りくる』
- 第161回:田中濯『氷』
- 砂子屋書房:月のコラム うたの雫、詩のしずく:加藤英彦
- 4月:おまえの顔が傘でみえない
- ふげん社:書物への旅:吉田隼人
- 2015年3月号:第五回 美とは虚無のまたの名――定家の人外境
- 2015年2月号:第四回 見ることのドラマトゥルギー
- 2015年1月号:第三回 劇的人間(ホモ・ドラマティクス)と劇場型人間(ホモ・テアトリクス)
- 2014年12月号:第二回 一行のボオド「レエル」
- 2014年11月号:第一回 世界は一冊の美しい書物に近付くべく出来ている
- tocana:歌人・笹公人の「わくわくするオカルタンカ」~言霊念力トレーニング~
- マイナビ BOOKS:ことばのかたち
- 花山周子:「冬はつとめて」
- 中国新聞 アルファ:言ノ葉ノ箱:東直子
- 本の話 WEB:ことばのおもちゃ缶:山田航
- 砂子屋書房:一首観賞*日々のクオリア:さいかち真・松村由利子
- ほんちゅ!:木下龍也「笑ってるけどたぶん折れてる」
- ふらんす堂
- 角川学芸出版・俳句 短歌 メールマガジン … バックナンバーからの再録記事や、最新号の内容紹介がメールで届きます。登録無料。
公開講座・各種イベント
今回の記事で足したものには[New]マークをつけています。
2015年5月1日(金)
- 牛隆佑・嶋田さくらこ・池上規公子(「葉ね文庫」店主) :[於] まちライブラリー@もりのみやキューズモール(大阪府)
2015年5月2日(土)
- 山田航・伊波真人 :[於] 本屋B&B(下北沢)
2015年5月4日(祝・月)
- [於] 東京流通センター 第二展示場(大田区平和島)
2015年5月10日(日)
- [於] 古今伝授の里フィールドミュージアム篠脇山荘(岐阜県)
2015年5月14日(木)~12月3日(木)
- [於] 明治大学駿河台キャンパス(東京・神田)
2015年5月20日(水)
- [パネリスト] 岡井 隆・石川美南 [司会] 笹公人:[於] 学士会館(東京・神田)
2015年5月26日(火)
- [於] 京都
2015年5月31日(日)
- [パネリスト] 小島ゆかり・花山多佳子・尾崎まゆみ:[於] 東京日本出版クラブ会館(新宿区・神楽坂)
2015年6月6日(土)・7日(日)
- [ゲスト] 加藤治郎(7日(日)):[於] リノベーションミュージアム冷泉荘(福岡県福岡市)
2015年6月11日(木)
- [於] 龍谷大学大宮キャンパス(京都)
2015年6月17日(水)
- [パネリスト] 来嶋靖生・小島ゆかり [司会] 渡英子 :[於] 学士会館(東京・神田)
2015年6月23日(火)
- [於] 京都
2015年7月15日(水)
- [パネリスト] 笹公人・松村正直 [司会] 渡英子 :[於] 学士会館(東京・神田)
2015年7月20日(月・祝)
- [基調講演] 大辻隆弘 [講演] 大口玲子 [パネルディスカッション] 馬場昭徳・前田康子・島田幸典・真中朋久(進行) :[於] 長崎新聞文化ホール(長崎)
2015年7月28日(火)
- [於] 京都
2015年8月25日(火)
- [於] 京都
2015年9月16日(水)
- [パネリスト] 今井恵子・栗木京子 [司会] 穂村弘 :[於] 学士会館(東京・神田)
2015年10月21日(水)
- [パネリスト] 萩原朔美・佐藤弓生 [司会] 笹公人 :[於] 学士会館(東京・神田)
2015年10月27日(火)
- [於] 京都
2015年11月24日(火)
- [於] 京都
批評会・出版記念会
- 2015年5月30日(土)
- [パネリスト] 斉藤斎藤・山崎聡子・平岡直子・吉田恭大 [司会] 荻原裕幸:[於] 中野サンプラザ(中野)
編集後記 2015-4
大阪や金沢などの首都圏外での開催もあり、会を追うごとに盛り上がる文学フリマ。文学フリマやそこで販売されている短歌同人誌にふれる時評も見かけることが増えました。文学フリマの広がりとともに、歌集を贈り合う文化を土台とした従来の短歌の世界と、どのように接点を持つのかも注目されます。
足を運んで、自ら選んで買い、ほくほくとしながら読む。帰り道の電車のなかであったり、お気に入りの喫茶店であったり。そういった過程も案外、作品の読みに影響をあたえるものですよね。”贈る(送る)”という行為が奪ってきたものもあったのかもしれません。
”いま、贈る(送る)”のではなく、”いつでもいいから、取りに来てもらう”。そんなのんびりした歌集の頒布スタイルがあってもいいのでは、と思いました。
(光森裕樹)
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