連載記事

記事の一覧:全 47 件

批評のはなし投稿:内山 晶太

短歌というジャンルは、おのずから一人三役を要求される場所です。あるところでは作り手として、また別の場所では鑑賞者として、さらには評者として一人の人間がこの三つの役割をほぼ均等に担っていくことが多く、見ようによってはなかなか大変なジャンルかもしれません。これまでの連載では主に作り手側の問題を取り上げてきましたが、今回は歌会の場を例に、少し視点を変えて鑑賞者、また評者側から短歌を見ていきたいと思います。 続きを読む

「うたらば」の短歌たち投稿:田中 ましろ

前回の記事で紹介した「うたらば」に掲載する短歌を選ぶときの基本的な考え方は、採用短歌を見ることでより具体的で分かりやすいものになるはず。今回は、一部ではありますが採用短歌をご紹介しつつ、読者の心を掴むポイントはどんなところにあるのかを見ていきたいと思います。 続きを読む
うたらばのたられば第4回 (土)

うたつかいはこんな冊子投稿:嶋田 さくらこ

前回は「うたつかい」がどんな風にして広まったかということを、この3年間の流れを感じながらお話しました。大切な方との出会いなくしては語れない部分でしたが、前回書かせていただいたエピソードもほんの一部分にすぎない、と読み直して思いました。さて、今回は「うたつかい」が実際どんな冊子か、中身のご紹介をしたいと思います。 続きを読む
うたつかいな日々第4回 (火)

具体と抽象投稿:内山 晶太

絵であれば、具体的な絵か抽象的な絵かというのは、比較的わかりやすいものですが、短歌の具体と抽象についてはもう少し慎重になってみていいかもしれません。「もっと具体的なものを一首に盛り込んだほうが良い」というアドバイスは、歌会の発言などでときおり聞かれるものの典型で、それはそれで一理あるのですけれども、ただ単に「具体的なモノ」を一首に放り込んでみたところで、具体的な作品がかんたんに生まれてくるわけではありません。「具体的なモノ」というマジックワードを一緒に掘り下げていきましょう。 続きを読む

「短歌を知らない人に届ける」ということ投稿:田中 ましろ

フリーペーパーとしてカフェ等で配布している「うたらば」は短歌を知らない人の目に触れる可能性の高い冊子です。せっかく手にしてくれた人が冊子をそっと元の場所に戻さないために、掲載作品選びには短歌と読者の距離感を強く意識しています。今回はちょっとしたコミュニケーションデザイン概論。短歌以外でも応用できるかも? 続きを読む
うたらばのたられば第3回 (火)

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塚本邦雄賞の記録tankaful編集部

日本抒情派 1964年9・10月号tankaful編集部

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藤原定家全歌集 上 (ちくま学芸文庫)
藤原定家、久保田淳 (解説)筑摩書房:2017年
スウィート・ホーム
西田政史書肆侃侃房:2017年
ユニヴェール・シリーズ4冊目
永田和宏作品集1
永田和宏青磁社:2017年
第1歌集『メビウスの地平』から第11歌集『日和』まで収録。 詳細年譜、全歌の初句索引付